作曲家と料理のお話 第4回(ヴェルディ)

宮澤先生のリクエストにお応えして(ステーキは現在勉強中の為、次回以降是非トライさせていただきたいと思います)今日は、ベルディゆかりのお料理を取り上げさせていただきました。

イタリアの作曲家ヴェルディは、多くの偉大なオペラ作品を遺してくれましたが、彼のオペラには愛国的なメッセージが託されている、といわれるようです。

1880年パリで行われたアイーダの上演で指揮するヴェルディ

1880年パリで行われたアイーダの上演で指揮するヴェルディ

中学音楽の教材としても広く知られる作品のひとつ『アイーダ』は、1870年エジプトの総督パシャの依頼により、エジプト考古学者マリエット原案によって作成された台本をもとに作曲されたようです。主役アイーダは、舞台となるエジプトの王女に仕えている奴隷ですが、実はエチオピアの王女だったという設定のようです。

アイーダのヴォーカル譜の表紙(1872年)

アイーダのヴォーカル譜の表紙(1872年)

ヴェルディの祖国イタリアは、『アイーダ』完成から約20年後には、当時アフリカ唯一の独立国と呼ばれたエチオピア侵略に乗り出したようですが、そのゆくえは、ヴェルディの目にはどのように映っていたのでしょう。

ヴェルディの祖父は宿屋を経営し、生家の一階部分は食料品店や酒場も兼ねていたようです。
ヴェルディ自身も後に、農場主としても成功を収めたようです。農場では、小麦等の穀物やトウモロコシ、ワイン用のぶどうなどを栽培し、酪農も手がけ、肉製品、チーズ等も生産されたようです。彼は自分の農場で販売されていたハム類も好んで食べていたようです。

ヴェルディが幼少期を過ごしたレ・ロンコール村の生家

ヴェルディが幼少期を過ごしたレ・ロンコール村の生家

今日はヴェルディの好物のひとつだったというリゾットと洋梨のワイン煮を作ってみました。
ハムとアスパラガスを入れた『ヴェルディ風リゾット』というお料理は、パルマ近辺で名物となっているそうですが、今回はコーンやチーズ、トマトもたっぷり入れてみました。
ヴェルディはワインはボルドーを好んだようです。

毎日新鮮な野菜や乳製品、ハムなどで食卓が彩られ、好きなワインに舌鼓を打ちながら音楽の構想を練っているような姿が目に浮かぶようです。(丸山)

参考文献 加藤浩子『ヴェルディ: オペラ変革者の素顔と作品』

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