中山拓樹新春コンサート報告☆

新年最初のカノンホールでのコンサートは卒業生の中山拓樹さんによるリサイタルでした。

5歳から約13年通われた札幌コンセルヴァトワール在学中には第66回全日本学生音楽コンクール小学生の部全国大会第1位、第68回同コンクール中学生の部第2位、第4回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール第4位と輝かしい成績を残し、注目の存在でした。

高校卒業後は約2年弱のモスクワ留学でナタリア・トゥルーリ先生の下、血の滲むような練習の日々を重ねられたそうです。コロナ禍で帰国後は悩んだ末に早稲田大学に進学され、一時期はピアノから完全に離れた時もあったそうですが、今日はそうした苦労や体験が全て凝縮された、内容の濃い素晴らしい演奏でした。

前半はグリーグのホルベルク組曲より前奏曲からスタートし、モーツァルトのピアノソナタK330より1・3楽章、ショパン「革命」、バラード第1番、リスト バラード第2番、後半はラフマニノフ リラの花、楽興の時第4番、スクリャービン ソナタ第5番、ラフマニノフ ソナタ第2番 アンコールにラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏曲、リスト ラ・カンパネラ という盛り沢山のプログラムでしたが、どの曲も心のこもった完成度の高い演奏でした。

就職も無事決まり、春からはサラリーマンとなるそうですが、こんなにピアノが弾けるサラリーマンはなかなかいませんから、是非この特技を活かして、社会人としてもご活躍をお祈りしたいと思います。

ご出席下さいましたお客様全員と記念撮影!

そしてまたいつか古巣の札幌コンセルヴァトワールで素敵な演奏を聴かせて頂けたらこんな嬉しいことはありません。

中山さんの爽やかな演奏で清々しい新年の幕開けとなりました。今日の演奏を聴いた後輩達も大いに影響を受けたことと思います。

当時一緒に学んでいた仲間や後輩達と一緒に
左、中山拓樹さん(第66回全日本学生音楽コンクール小学生の部全国大会第1位)、右、木田慎太郎さん(第75回全日本学生音楽コンクール中学の部全国大会第1位、2024年ピティナピアノコンペティションG級全国1位) 全国1位同士で握手✨✨

中山さん、素晴らしいコンサートをありがとうございました!

札幌コンセルヴァトワールにはピアノ教室の他、バイオリン教室チェロ教室フルート教室声楽教室室内楽教室ソルフェージュ教室がございます。 

サロンコンサートや楽器を思い切り練習されたい方にはレンタルスタジオもご利用いただけます。
体験レッスン、見学も無料で行なっております。
お申し込みはTEL:011-822-6984、メール conservatoire.sapporo@gmail.com までお問い合わせ下さい。