札幌コンセルヴァトワールでは、この数年、モスクワ音楽院の教授陣によるマスタークラスやロシア音楽研修旅行等を行い、ロシアとの交流を深めて参りましたが、その影響か、近年、モスクワ留学を希望される生徒さんが増えてきたように思います。
そんな中、先日札幌コンセルヴァトワール在学中の館石侑里香さん(皆川直美先生、宮澤功行先生に師事)がモスクワに単身で渡り、モスクワ音楽院ピアノ科予備科の試験に見事合格されました。モスクワ音楽院予備科は5年制の本科(ラフマニノフやスクリャービン等、そうそうたる音楽家を排出している言わずと知れた名門校)に入る前に留学生が音楽の他、集中的にロシア語を勉強するための一年間のコースだそうです。
侑里香さんが予備科でしっかりとロシア語を身につけ、生活にも慣れて、一年後にはモスクワ音楽院本科に無事入学できますようにお祈りしています。
写真は二年前、札幌で行われたコンクールシューレにて最優秀賞及びESC賞を受賞された褒賞として、チャイコフスキーが晩年を過ごしたクリン市のチャイコフスキー記念館ホールで開かれている「クリンの春音楽祭」で演奏されている侑里香さんです。
館石さんの札幌キタラ小ホールでのリサイタルの模様はコチラからお読み頂けます。
https://conservatoire.fcg.world/2012/04/23/160/