♪リトミック通信 第3回♪

札幌市の音楽教室 札幌コンセルヴァトワールでは、今春より、リトミック科のレッスンが本格的にスタートします!皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

3月3日のひな祭りをうたった『うれしい ひなまつり』は、1936年にレコードとして発売され、現在に至るまで大衆の間で、広く親しまれている童謡です。
作詞者であるサトウハチロー氏が娘に雛人形を買ってきた前後に作詞したと言われるそうです。

雛祭りの起源は平安時代という説もあるようですが、現代の雛人形につながるものが現れたのは江戸時代後期のことのようです。
金屏風の前で国風文化の象徴のひとつ十二単衣に身を包みしとやかに座る美しい姿は女の子の憧れの結晶のようですね。

作詞者サトウハチロー氏は、作曲者である河村光陽の長女河村順子さん、子供たちのためのピアノ曲の作曲者としても知られていらっしゃり、『細幅鍵盤動動』にも力を注いでいたといわれる作曲家 中田喜直先生とともにTV出演したこともあったそうです。
その後サトウハチロー氏と中田喜直氏のコンビによる名曲が生み出されていったようです。『ちいさい秋みつけた』(中田喜直作曲)等の有名な童謡をはじめ、詩集や小説等の執筆、校歌も数多く手掛けていたようです。

サトウハチロー氏は母親への想いなどをうたった作品が多いとされ、この『うれしい ひなまつり』の歌詞には、亡き姉のことをうたっているフレーズがあると言われているようですが、短調でどこか物悲しさを感じる旋律も、そのような姉への想いが滲んだ詩によるものなのでしょうか。

この季節になると、行く先々で、この曲が流れているコーナーがあることが多く、幼い頃を思い出し、懐かしい気分になったりしますが、歌詞の中に込められている深い想いを感じながら、時には聴いたり歌ったりして肉親への思慕や、日本的な叙情性を味わうのも素晴らしいことと思います。

この歌の中では楽器の名前も登場しますし、親子で歌ったり音楽に合わせて楽器を鳴らしたりするのも楽しいかもしれませんね。

大人になってからも、雛人形には何故か心惹かれるものがあります。リトミック教室で是非お子様とご一緒に、懐かしい音楽に触れてみませんか?
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