皆様、こんにちは。
リトミック科担当の丸山です。
ここ2、3日の札幌は冷え込んでいますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?このような時は、素敵な音楽を聴いて過ごされるのも素敵な冬の過ごし方ですよね。
リトミックでは日本の童謡や各国の民謡を扱ってレッスンを進めて参ります。
このコーナーでは、リトミックのレッスンの中でよく使っている曲を随時取り上げさせていただきたいと思っております。
昔から、親から子へと伝えられてきた普段よく耳にされる曲、何気なく口ずさんでいる歌などについて、よりご興味を深めていただけましたら幸いです。
今日、取り上げさせていただきたい曲は『きらきら星』です。
日本では、アルファベットソングの歌として、また『きらきら星』というタイトルの童謡として愛されています。
元々は18世紀末のフランスの流行歌、“Ah! Vous dirais-je,Maman”(あのね、お母さん)という曲の替え歌で1806年にイギリスの詩人ジェーン・テイラーが歌詞を替えて童謡として出版、瞬く間に世界中で親しまれるようになりました。
原曲がフランスで流行し、モーツァルトがこの曲の主題を基に『きらきら星変奏曲』を作曲したのは1778年の頃と言われています。
とても親しみやすく、印象に残るメロディーの魅力に、モーツァルトはインスピレーションが湧き出てきたのかもしれませんね。
当時、ウィーンではフランスものが流行していたようです。
モーツァルトは、ウィーンの自分の弟子達や音楽愛好家達にフランスの香りがする曲を提供するために『きらきら星変奏曲』を作曲したようです。
今日は、原語の詩を一節だけ載せてみたいと思います。日本語の歌詞も素敵ですが、原語の美しい響きも感じられ、イメージも広がることと思います。
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what yon are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.