木村友梨香さんの新聞掲載記事 北海道新聞 2005年1月12日

第6回ショパンコンクールinASIA 小学校5・6年生の部で金賞を受賞された、木村友梨香さんの記事が北海道新聞に掲載されました。

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五日に福岡国際会議場で開かれたピアノの「第六回ショパン国際コンクールinASIA」(同組織運営委員会主催)で、岩見沢市内の小学六年生の木村友梨香さん(11)が「小学五、六年生部門」で最高賞の金賞に輝いた。道内出場者では唯一の金賞受賞で、小学生から一般のソロ部門までで最高得点を取った演奏者に与えられる特別賞の受賞も決まった。

 アジア大会は、世界的に有名な「ワルシャワ・ショパン国際コンクール」への足掛かりとなる若手の登竜門で、国際的に通用する優れたピアニストの発掘、育成を目的とし、審査基準は高い。
 木村さんは、演奏順が全十六人の出場者中で最初だった。基準点が定まらず、最後には印象の薄れるトップは最も不利といわれ、「順番が決まったときはショックだった」。それでも「賞は考えず、自分の一番いい演奏をしよう」と気持ちを切り替えて演奏に集中。課題曲の二曲を優雅にしっとりと弾き切り、見事に金賞を獲得した。

 木村さんは、市内でピアノ教室を開く母親の真由美さんの手ほどきを受け、四歳でピアノを始めた。五歳で初出場した全国大会で、いきなり審査員特別賞を獲得するなど幼い頃から頭角を現した。
 一方、現在も身長133センチと小学六年生としては小柄で、今回のアジア大会も手作りの延長ペダルを用いて臨み、栄冠をつかみとった。指導する札幌の宮澤功行さんは「悪い演奏順をものともせず、正統派の演奏ができた」と絶賛。木村さんは「結果が出ずに泣いちゃったこともあったけど、気持ちよく演奏できて良かった」と喜びをかみしめている。

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