第一回ピアノパフォーマンスクラスが先日、9月16日(日)にカノンホールにて行われました。このクラスでは、人前で演奏し、門下の違いや生徒、先生の垣根を超えて、それぞれの演奏のさらなる向上に向けてどうしたら良いのかを話し合います。アメリカの大学では毎週このようなクラスがあり、筆者自身大変勉強になりました。第一回の参加者は小学生から高校生まで8名。活発な意見交換が行われました。
学生コンクールやConcours Schuleなど、本番を控えている生徒さんが多く、完成度の高い演奏が続きました。
演奏後、自分の演奏で良かったところ、もっと直したいところ、困っているところを演奏者本人から発表してもらいました。
その後、演奏の良かった点、もっと良くなると思う点を、参加された生徒さん全員に発表していただきました。生徒さんからは実に的確なコメントが発表されました。先生だけでなく、同年代の他の演奏者から指摘されることで気付くこともあるのではないしょうか。
当日参加してくださった宮澤功行先生、宮澤陽子先生、棚瀬美鶴恵先生からも一人ひとりに対してアドバイスを頂きました。コンクール、日本での演奏にとどまらず、世界で通用する演奏とは何か、より説得力のある演奏をするためにはどうしたら良いか、など奥深い議論が続きました。
他の方の演奏を聞き、感想を伝え合うことで、より客観的に聞く耳が育つのではないでしょうか。感じたことを言語化することで、考えがまとまり、自らの演奏の向上にもつながってくると感じました。
第一回目は予定時間をオーバーするほど熱心な議論が繰り広げられ、終了しました。
次回は10月21日(日)14:00より行われます。コンクールの緊張の練習はもちろん、今弾いている練習曲などの総仕上げに、それぞれの目標に合わせてご活用していただけたらと思います!皆様の演奏を聴けるのを楽しみにしております!
(筆者 徳田貴子)