皆様、こんにちは。
フルート科を担当しております、吉田玲子です。
ここ数日、真夏の様な暑い日が続いておりますが、皆様、お元気にお過ごしでしょうか。
このコーナーでは、フルートやその曲にまつわる様々なお話しを取り上げていきたいと思います。
第1回目は、“今の時代のフルート”のお話です。
私は、小学生の頃、学校の体育館で、札幌交響楽団の音楽教室で初めてオーケストラの生の演奏を聴き、その時、オーケストラの中央で、キラキラと輝く楽器、フルートに目を引かれました。それまで吹いていた大好きなリコーダーより、見た目も音も華やかなフルートにひと目で魅かれてしまいました。今日は、そのフルートを最初に見た時の“素朴な疑問”について、お話ししたいと思います。
小学校では、リコーダー(縦笛)を習いますね。
穴の数は10個(下の2つは小さな穴2個に分かれていますが)。
両手の指の本数と同じです。
リコーダーは、指で直接穴をふさいで色々な音を出します。
フルートは、なにやらたくさんのふた(カップ)の様なキーがついています。
その数、なんと25個(C管の場合)!
しかも、フルートは、リコーダーの様に、直接指で穴をふさぎません。
フルートの穴は、“トーンホール”と言い、その上にふた(カップ)があり、それを押さえることによって、穴をふさぎます。
テオドール ベーム
何故、そのようになっているのでしょう。
リコーダーより大きな音の出るフルートは、穴も大きくなっており、指先ではふさぎ切れないからです。
では、25個のキーは、10本の指でどうやってふさぐのでしょう。
簡単に言えば、バネなどが使われており、一つのキーを抑えると、離れた場所のキーもふさがります。両者は連動しているのです。
では、どうして25個もキーがあるのでしょう。
ひと言でいえば、たくさんの音(3オクターブ以上)を出すためです。因みに、リコーダーの音域は通常2オクターブまでと言われています。
現在のフルートは、1794年、ドイツ、ミュンヘン生まれのテオバルト・ベームという、“宝石金細工師”の家に生まれた人が考案しました。彼は、元々は木で作られていたフルートを金属製の物に作り替えたのです。
参考文献:フルートの歴史(音楽の友社)
今日のお話はここまでです。この通信が終わる頃にはきっと皆さんのフルートへの理解が深まることでしょう。
この通信を読んで是非、私もフルートを奏でてみたい!と思われた方は札幌コンセルヴァトワールフルート教室へお問い合わせください。見学、無料体験レッスンも行っています。
フルート通信は不定期に更新いたします。次回もお楽しみに!
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