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1893年10月28日の今日、チャイコフスキー作曲
交響曲「悲愴」ロ短調 Op.74がチャイコフスキー自身の指揮によりサンクトペテルブルクで初演された日です。
副題について、弟モデストが初演の翌日に「悲劇的」という表題を提案したようですが、チャイコフスキーはこれを否定し、次に弟が口にした「悲愴」という言葉に同意したという話ですが、これは弟の創作で事実ではないようです。
実際は自筆譜、楽譜の出版をしていたピョートル・ユルゲンソンがチャイコフスキーに送った手紙で「《第6悲愴交響曲》よりも《交響曲第6番 悲愴》とするべきだと思います」と書いているなど、少なくとも曲が完成した9月には作曲者自身がこの題名を命名していたことがわかっています。
初演のプログラムに副題は掲載されていませんが、チャイコフスキーがユルゲンソンに初演の2日後に送った手紙で「Simphonie Pathétique」という副題をつけて出版することを指示。
モデストはこの曲のテーマとしていくつかの証言を残していますが、チャイコフスキーは「人生について」としか語ってなく、リムスキー=コルサコフの回想によれば、初演の際、演奏会の休憩中にチャイコフスキーにその点を確かめてみた時には「今は言えないな」と答えたようです。
初演では独創的な終楽章に当惑する聴衆もいたようですが、チャイコフスキーの自信が揺らぐことはなかった上、初演後は周りの人々に「この曲は、私の全ての作品の中で最高の出来栄えだ」と語るほどの自信作でした。
初演から9日後、チャイコフスキーはコレラ及び肺水腫が原因で急死し、この曲は彼の最後の大作となりました。
Buona giornata!!

