皆さんおはようございます!!!
今日の札幌は快晴21℃。久しぶりのお天気です!!
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1825年6月19日の今日、パリのサン・ルーヴォア劇場でジョアキーノ・ロッシーニによって作曲された全1幕のドラマ・ジョコーソ『ランスへの旅、または黄金の百合咲く宿』が初演されました。
初演はカンタータ形式で行なわれたため、「劇的カンタータ」と呼ばれることもあります。
1825年のシャルル10世の戴冠式のため、パリ中の劇場が戴冠式とフランスの栄光を讃えた作品を上演する事を計画していました。
当時イタリア劇場の音楽監督に就任していたロッシーニは、彼の戴冠式を記念して新国王とブルボン家の復古王政を讃えるためにこの作品の作曲に着手。
なお、歴代のフランス国王の戴冠式はランスの大聖堂で行われてきましたが、シャルル10世の戴冠式が結局はランスでおこなわれた最後のものになりました。
現在、ランスのトー宮殿には、このときの戴冠式で使われた品々などが展示されているようですよ。
こうして、フランスの保養地プロムピエールにあるホテル「黄金の百合」(フランス国王の紋章はフルール・ド・リス、すなわち青地に金色の百合の花)を舞台にして完成した作品は、戴冠式で盛り上がり、ジュディッタ・パスタをはじめとする、当時パリで活躍していた最高のベルカント歌手ばかりがキャステングされたことと、題材のタイムリーさで大成功を収めたといわれています。
この作品を評して作家スタンダールが「ロッシーニの最も優れた音楽」と呼ぶほどでした。
しかし戴冠式の熱狂が去ると、この期間限定の作品は劇場のレパートリーから消え、作品の楽譜もロッシーニ自身によって回収され、そのメロディーの一部が『オリー伯爵』(1828年初演)に転用。
そしていつしか楽譜も散逸し、この作品が上演される事はなかったようですが、
1984年にロッシーニの故郷ペーザロのロッシーニ・フェスティバルで「ロッシーニ・ルネサンス」の立役者の一人クラウディオ・アバドによって実に約150年ぶりに蘇演され、同時にドイツ・グラモフォンによって世界初の録音も行なわれました。その後、この作品はアバドによってミラノ・スカラ座やウィーン国立歌劇場でも取り上げられ、1992年10月にはベルリン・フィルでアバドの指揮にシルヴィア・マクネアー、ルッジェロ・ライモンディといった豪華キャストで上演され、大成功を収めています。
さて今日の言葉
右の目は熱く左の目は冷たく
心には氷の炎を持て(開高健)
A dopo domani!!

