2016年5月12日 9:09 PM#3541
私はさすらいの音楽の先生、ニャンコ先生だ。
先生、ニャンコ先生。
おお、タカシか。
先生、大変だよ!
楽譜を見てたら、冒頭の小節が四分音符1個しかないんだ!
4/4拍子なのに1個はおかしいよね?
これってミスプリかな?
人の子のくせに良いところに気が付いたのう。
これは「アウフ・タクト」というものじゃ。
それは一体何なんだい?
拍子には強い拍と弱い拍があり、それぞれ強拍、弱拍と呼ぶ。
通常は小節の最初、いわゆる1拍目は強拍になる。
だから、3/4拍子だと 強・弱・弱 となり、4/4拍子は強・弱・中強・弱 になる。
拍によって強弱が決まっているんだね。
そうじゃ。
ただ、メロディによっては弱い拍から始めたい曲もある。そういう場合、アウフ・タクトにするんじゃ。
タカシは「蛍の光」を知ってるか?
知ってるよ。
あれもアウフ・タクトなんじゃ。
結構色んな曲に用いられているのじゃよ。
タカシの言ってる楽譜は、今あるかね?
持っているよ。
良かろう。
じゃあ、曲の最後の小節を見てごらん。
あっ、先生!
最後の小節は3拍しか無いよ。
4/4拍子だと、この曲のように弱拍の4拍目から始めると、当然これだと1小節に満たない。
そこで、最後の小節とで帳尻を合わせるのじゃ。だから、最後の小節は3拍分しかない。
最初の小節と最後の小節を足して1小節分の拍になるのじゃ。
アウフ・タクトというのはドイツ語で、日本では「弱起 じゃっき」と呼んでいる。
つまり、弱い拍から起きる(始める)と言うことなんだね。

