返信先: フリートーク

ホーム フォーラム おしゃべり広場 フリートーク 返信先: フリートーク

#2996
Dr.Clover
キーマスター

小野先生、今日の名言ありがとうございます。これは最後の晩餐でのイエスの言葉ですね。
少し長いですが、文脈があるとよりよく意味がわかるでしょうから、ヨハネ福音書16章25-33節を引用します(新共同訳)。

16:25 「わたしはこれらのことを、たとえを用いて話してきた。もはやたとえによらず、はっきり父について知らせる時が来る。
16:26 その日には、あなたがたはわたしの名によって願うことになる。わたしがあなたがたのために父に願ってあげる、とは言わない。
16:27 父御自身が、あなたがたを愛しておられるのである。あなたがたが、わたしを愛し、わたしが神のもとから出て来たことを信じたからである。
16:28 わたしは父のもとから出て、世に来たが、今、世を去って、父のもとに行く。」
16:29 弟子たちは言った。「今は、はっきりとお話しになり、少しもたとえを用いられません。
16:30 あなたが何でもご存じで、だれもお尋ねする必要のないことが、今、分かりました。これによって、あなたが神のもとから来られたと、わたしたちは信じます。」
16:31 イエスはお答えになった。「今ようやく、信じるようになったのか。
16:32 だが、あなたがたが散らされて自分の家に帰ってしまい、わたしをひとりきりにする時が来る。いや、既に来ている。しかし、わたしはひとりではない。父が、共にいてくださるからだ。
16:33 これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」

ちょっと補足をするとここでいう「世」というのは暗闇、悪、罪、死と結びつくとてもネガティブな言葉です。いわゆる日本語の「世間」とは異質な概念です。この世は悪の力に支配されていて、この悪の力(悪魔と言ってもいいですね)は人間を死の恐怖で奴隷にしているという世界観がキリスト教にはあるんですね。この悪の力によって神の子であるイエスもこの最後の晩餐のあと十字架につけて殺されてしまうわけです。にもかかわらず「わたしは既に世に勝っている」とイエスが言ったのは、自分が死の3日後に復活することを暗示しています。この復活が死の恐怖で人を支配しようとするこの世に対する勝利なんだとイエスは言ってるんですね。
イエスは文字通り本当に死んで文字通り復活した、そしてイエスを信じる者も同じように死んで復活するというのがキリスト教の信仰の核心にあります。イエスと同じように生きようとすれば必ずイエスを苦しめ殺したのと同じこの世の力があなたたちも苦しめる、しかしイエスが復活したという勝利を思い出して勇気を出しなさいという励ましが今日の言葉ですね。

スポンサーリンク
Dr.Cloverをフォローする
札幌コンセルヴァトワール公式ブログ