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#6133
宮澤功行
ゲスト

【音楽や芸術に関する(コンクール)を受ける生徒と受けさせる先生方へ】
私の時代には毎日学生コンクールと地方のメデアが主催するコンクールしかありませんでしたが近年続々とコンクールが誕生し今や両手両足で数えても足りないくらいコンクールが創設され、しかも年間を通して必ず何処かでコンクールが開かれています。
しかしながらその中には前世紀を引きづっている様なコンクールもあり、明らかに奈良判定が疑われたり日大アメフト監督の様に(アイツを潰してやる)も可能と感じるコンクールもあります。
なので受ける生徒も受けさせる先生も選択肢は多くなりましたが本当に慎重にコンクールを選ばなくてはならない時代を迎えていると思います。
長年の体験上、選び方を間違えると矢張り子供の才能を潰す結果になりますし受けさせる先生が自身の功名心の為に何でもかんでも良く考えないで受けさせているとやがて生徒離れが加速し先生自身も潰れて行きます。
やはり芸術世界は曖昧な価値観で評価がされ易い分野なので音楽をコンクールにするならば基本的に公正公平を掲げ審査方法もそうなるように運営しないと駄目だと思います。
私はヨーロッパの国際コンクール審査員を20数年務めてきましたが審査などが秘密裏になされ結果が可笑しなのを(マフィア的concours)と彼らは言います。
私は国内でも毎日学生、PTNAなど沢山のコンクールの審査員を勤めておりConcoursの審査方式については様々な方法がある事も知っています。
審査の方法の代表的なのを挙げると。
⑴一般的には25点を満点として各審査員が思い思いの点を付け、その点を演奏終了後に審査員全員に示された上で順位検討の会議が始まります。
しかし中には誰が何点付けたかを㊙️にするコンクールもあります。
⑵普通、審査委員長は自分は余り主張せずに審査員全員の意見や考えの聞き役に廻り揉めた際に最後に裁定を下します。
しかし中には審査委員長が殆ど一方的に自分の考えを主張し独善的に決めてしまうコンクールもあります。
⑶またPTNAの様に審査員全員の点数を公開し講評を参加者に渡すスタイルを取り公平公正をうたっているコンクールもありますが、これはかなり先進的な考えだと思います。
私は PTNAに長年参加してきましたが改善改革を重ね今やコンクールとしてかなり洗練されていると思います。
日本のコンクールの中にも完全秘密主義で審査など一切公表公開しないのもありますから、、、。
⑷以前FB Timelineにも書き込みましたが点数を今だに相対評価で付け続けている札幌新人concoursの様なのもあります。
相対評価は仮に参加者が100人で5点を満点とした場合、予め5は2人、4は20人、3は56人、2は20人、1は2人と決めて付ける方法です。
このスタイルだと審査員の誰かが1点を付けたら参加者は合格出来ないと思いますし悪意でそう付ける審査員が居ないとは限らず疑念を持たれる仕組みなのは確かです。
それは今、日本で問題になっている奈良判定を疑わせる事にもなりますし日大アメフト監督の(あいつを潰してしまえ)発言に酷似して捉えられることになってしまいます。
残念ながらこの様なコンクールも実際にあるのが現実です。
国際コンクールでさえも審査員が自己主張を曲げず結果をごり押しする場面がありProf.で喧嘩になる場合もあります。
どのコンクールに於いても肝心要なのは点数の付け方であり参加者はその結果に従うしかない訳ですから主催側には熟慮して頂きたいといつも思っています。
芸術の世界のコンクールでは公正公平は既に綺麗事に聞こえてしまう様なコンクールラッシュの時代です。
充分気を付けて参加して頂きたいと思います。
《つづく》