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#3410
宮澤功行
モデレーター

《疾風怒濤の教育 その成功への情熱(3)》
コンクールの発展に関しては私の力ではありません。
毎日子供コンクールは毎日新聞社の鈴木千佳さんが主導して大発展を遂げ,PTNA北海道は支部長の石川越章氏の働きが無ければ今の発展は無かったと思います。
しかしながらこのコンクールが発展していくに従って周りは「コンクール商売繁盛していますか??」と嫌味を込めて言ってきます。
でも私は「自分はピアノを弾く事と教える事以外での収入は考えない」を哲学にして生きていますのでピアノ販売を紹介してリベートを受け取ったり,化粧品や健康サプリの斡旋をしたり,各種コンクールで利益を得ようとは金輪際考えていませんのでそう答えると訊ねた相手が驚きます。
私にとって,もし利益が出たらそれはその仕事にたずさわっている人達が繁栄してくれれば良いという共栄の考えが人生の基本です。
化粧品や健康サプリの販売は論外ですが私たちはピアノを販売してくれる方々,コンクールを一生懸命運営してくれる方々のお陰でピアノを弾き教えて生活できると云う一線を越えてはいけないと思います。
綺麗ごとを語っているのではなく自分の本分を弁えないと我が身が滅びます。
つまりPianoを弾き続けPiano指導で実績を挙げ続けることの大変さから逃げる様になっては何の為に音楽家の道を選んだのか分からなくなりますしそんな先生とPianistを生徒たちは見たくないと思うのです。
Piano指導者は自分と社会に対して常に挑戦者でなくてはならないと思っていますので私は今でも生徒たちに演奏と音楽で示していく姿勢を貫いています。

こんな考えの私が東京のサントリー大ホールを満員にして上杉春雄くんをPianistデビューさせCD制作販売に尽力したのは文化レベルが高い欧米に見られる二つの職業を持つ音楽家の姿を見て(社会的文化度が向上してきた日本にもこれは可能)と考えたからです。
この演奏会はNHKも含む大手のマスメデアが大きく取り上げてくれ演奏会も素晴らしく大成功を収めました。
日本では医者が絵を描いたりPianoを弾くのは趣味道楽の扱いで両方(医者とPianist)のプロの誕生は歴史上初めての快挙だと思います。
恩師の息子さんのお陰で札幌に居ながらにして自分の夢が実現し東京への一つの目標が達成したのですが矢張り西洋音楽の本場はヨーロッパにありますので次に目標を欧米に切り替えました。
私にとって音楽的な行為は常に子供の教育が根幹にあります。
なので先ずAOCC(子どもの為の海外交流演奏会&コンクール)を主宰:
生徒達が①海外で演奏会を開催、②国際コンクールへ挑戦し先生も審査員として参加、③ヨーロッパ各国の有名音大・音楽院との交流、④著名な音楽教育家・Pianistを招聘、公開講座・個人レッスン・演奏会の開催 ⑤海外でPiano協奏曲をチャレンジ⑥etc、、、の目標を掲げスタートしました。
芸大を含む閉鎖的な日本の音大では絶対出来ない考えの実践なので当初はヨーロッパ各国での実体験型の実践教育は絶対不可能と思っていましたが安に相違してヨーロッパ各国の著名な音大・音楽院は大きな度量で私の全ての要請・要求を受け入れ行ってくれました。

結局,上記に上げた①~⑥の全ての実践ができ大成功を収めましたのでAOCCは8回の開催で当初掲げた目標を全て達成したことになりました。
これ以上続けると惰性・マンネリになるので暫く休む事にし,近年これをConcours Schule(学びのコンクール)と名前を変えて再スタートさせました。
日本の北国の札幌に居ては絶対に出来ない・無理と云われていた事の数々を東京とヨーロッパで実践し近年はモスクワでも出来るようになりました。
矢張り情熱は人の心を動かし熱意は周りを変える事がこの数々の実践によって証明できました。
私はこれも≪疾風怒涛の教育≫の重要な考え方だと思っています。
齢を重ねるにつれ誰か??受け継いで発展させてくれないかなあ~~~と思う毎日です。

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