宮澤むじか「帰国リサイタル」~今宵キタラにパリの香り漂い、新鮮なエスプリが流れる~

エコール・ノルマル音楽院ピアノ科教授 マリアン・リビツキー(Marian Rybicki)教授の言葉
宮澤むじかさんのこと

私は、5年間にわたって宮沢むじかさんのピアノの高等教育を指導するという立場にありましたが、この音楽家のめまぐるしい成長を子細に見守ることは私にとって真の幸福と言えるものでした。

とても若くしてフランスにやってきた彼女ですが、日本においてすでに、非常に優れたテクニックと音楽的基礎を身につけていました。

初めて彼女の演奏を聴いた時の第一印象は、まだ咲き始めてはいないけれども、花開く準備の整った、神秘的で豊かな将来性を秘めた一輪の花というものでした。そしてその後の開花の様子は、魔法を見ているようでした。

おとぎ話にあるように、はじめは成績の良い生徒の一人だったむじかさんが、数年後には、独創性にあふれ、力強い創造力をもった立派な一人の芸術家へと成長したのです。

彼女は、もう誰もお手本とする必要がありません。自らの演奏に自分で責任を持ち、非常に適格な解釈に基づいた演奏を聞かせてくれます。

今を盛りと咲くこの花の、輝くような多彩な色どりと豊かな香りは、我々を魅了してやみません。

今夕のプログラムの華ともいえるドビュッシーのプレリュードの真髄を彼女はまさに体現してくれることでしょう。

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